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「脳低温療法」で生還したシューマッハ氏とオシム氏   [医学]



元F1ドライバーのミハエル・シューマッハ氏がスキー事故で重傷を負い、こん睡状態に陥っているという報道があったのが半年前ですが、最近こん睡から目覚めたと報じられました。

そのシューマッハ氏が受けていたのが『脳低温療法』です。


脳低温療法とは、脳が傷害を受けた際、脳を守り蘇らせるため33度前後まで冷やす治療法のことで、

かつてのサッカー日本代表監督だったイビチャ・オシム氏が2007年に脳こうそくで倒れながら、脳低温療法で奇跡的な復活を果たした時も大きな話題を呼びました。


脳低温療法は、頭部外傷のほか脳出血、クモ膜下出血、蘇生後脳症などに適応がありますが、この療法は、多くの場合は脳が傷ついてから6時間以内に開始する必要があります。


体温を35度以下に下げようとするときに起こる生体防御反応を抑えるため、まず全身麻酔薬、筋弛緩薬等を患者に投与した後に、水冷式ブランケットなどを用いて患者の体温を31〜33℃程度に下げていきます。


身体の代謝機能を低下させて、脳内での有害な反応の進行速度を抑え、組織障害の進行を抑制するのが狙いです。



脳低温療法は、『脳の障害の進行を食い止める』ことを目的の治療法で、従来の治療法では脳に大きな障害が残る可能性がある時に効果が期待されていて、緊急時の脳の治療法として定着しつつあるようです。

                        
                                            【参考 ウイペディアキ】






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